エッセイ イヌ派かネコ派か

イヌ派かネコ派か

イヌ派かネコ派か、どっちですか。

自分の性格を動物に例えてもらい、相手の性格を知ろうとする例の質問である。

僕はネコ派か

「どちらか、一方を選んでください」と問われれば、「僕はネコ派です」と答える。イヌは僕の性格に合わない。「静かにしてください」とイヌにはいつも言いたくなる。「犬のように上長に仕える」ことも、僕の性分に合わない。僕は僕に仕えればよい。上長に認めらるだけの人生は回避したい。会社では、特に出世競争に精を出している人達は、どうやって上役に気に入られるか、それが最重要課題になっている。

承認欲求は根が深い。他者からの承認欲求を断ち切ることは、僕にとっても最重要課題であった。簡単ではなかったが、承認欲求は断ち切った。承認欲求の根は、自分の価値を自分で感じられなくなっていることにあると思う。承認欲求を断ち切るための、よい言葉薬を紹介する。ゲーテやアインシュタインの言葉だ。

ブログを始めるにあたり、僕を後押した言葉でもある。

《参考文献(ゲーテの言葉)》

・君の値打ちを楽しもうと思ったら、君は世の中に価値を与えなければならない。
・支配したり服従したりしないで、それでいて、何者かであり得る人間だけが、本当に幸福であり、偉大なのだ。
・自分自身に命令しない者は、いつになっても下僕にとどまる。

《参考文献(アインシュタインの言葉)》

・人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。
・成功者になろうとするのではなく、価値のある人間になるよう努めるべきです。
・本当に価値のあるものは野心や義務感からではなく、人間に対する愛情や献身から生まれます。

僕はヒツジ派だ。

僕はネコではない。なんかしっくりこない。

僕が自分を動物に例えるなら、間違いなくヒツジを選ぶ。

羊を見ると安心する。親近感が湧いてくる。僕と同じだ。

僕は羊に似ている。性格の面でとても似ている。

攻撃性がまるでない感じがよい。仲間と仲良くしている感じがよい。草原など自然と親しんでいる感じがよい。僕も羊の仲間に入れてもらいたい。草原を一緒に駆け回り、日向ぼっこをしたい。

以上。