40代後半となり、最近、定年退職後のセカンドキャリアについて考えるようになった。自分なりの今の意見をまとめた。
リタイアするか、しないか、それが問題か
60才で定年となった場合、仕事を続けるか、リタイアするか考えると思う。
しかし、その2択以外に選択肢がないかというとそんなこともないだろう。
僕はリタイアでなく、セミリタイアくらいがちょうどいいと思う。
フルタイムでの仕事でなく、働く時間を減らしたり、その年代に合った仕事や、高収入でなくても好きな仕事をやることもよいと思う。
例えば、以下のように自分の体力や好みに合わせて調整もできる。
・労働時間を月100時間くらいまでにする。週3日✖8時間や週4日✖6時間くらい。睡眠時間8時間を除いた1カ月(30日計算)の活動時間が約480時間くらいだから、この場合、仕事時間2割、個人時間8割くらいの割合となる。
・気候のよい春と秋は仕事を入れずに遊び、真冬や真夏や梅雨の時期に仕事をする。
60代ならまだ健康寿命以内の人が多いと思うから、完全リタイアでなく、仕事時間の割合を減らしながら、やりたいことや好きなことに個人時間を使うほうがよいと思う。
どこで働くか
働く場所は大きく3つあると思う。
①会社に残る
60才の定年を向かえると、希望者には65才まで再雇用により雇用継続が可能な制度がある。ただし収入は下がる会社が多い。
②アルバイトをする
選ばなければ、60才代でもできる仕事は沢山あると思う。
体力的にも、パートタイムで時間を調整すれば、十分可能と思う。
コンビニやスーパーなどのバイトもあるが、もし若い人に混じる仕事は気が引けるのであれば、高齢者が続けている農業を手伝うなども面白いかもしれない。
僕は自然が好きだから、農業はセカンドキャリアでやってみたい仕事の1つだ。
③個人で仕事をする
ジョブサイトを利用する
ココナラのように個人でスキルの売り買いができるサイトがある。
仕事も小刻みなものが多いので、提供できるスキルさえあれば、内職的に小遣い稼ぎができる。
個人事業主になる
会社を存続させて社員に給与を払い続けることは大変かもしれないが、個人事業主になるだけなら手続きだけすればよいので、難しいことではない。
ただし、正社員を雇い、社員の人生を背負うのは重たい。
僕は定年後に起業するなら、個人店のように自分1人で営業するか、兄弟などと家族経営するか、せいぜい学生のアルバイトだけを雇うなど、いつ会社を畳んでも誰も困らないようなスモールビジネスを目指したほうがよいと思う。
1人で出来る仕事をする。
作家など個人で出来る仕事をする。
電子書籍の出版であれば、紙の本よりハードルは低いと思う。
紙の本は10万字くらいの本が多いが、電子書籍であれば2万~3万字くらいで良いらしい。印刷や販売店も不要なので、コストもかからない。
やりたいことは健康寿命を期限に計画する
人生100年時代と言われるが、本当にそんなに時間があるのだろうか。
日本人男性の平均寿命は、2021年の現在で約80才代前半位と思うが、健康寿命でいうと70才代前半くらいと思う。おそらく後期高齢者の75才を過ぎると、体力もかなり落ちると思う。
例えば、健康寿命後に長時間のフライトを伴う海外旅行などは少ししんどいと思う。
仕事以外でも個人時間でやりたいことがある人は、健康寿命を考慮して実行計画を立てたほうがよい。
健康寿命は個人差があると思うが、多くの人にとって、60才代は個人時間でやりたいことを実行する最後のチャンスになるかもしれない。
僕のセカンドキャリア計画
参考までに、 40代後半の今、 僕のやりたいことを記載する。
もしかしたら、60才の頃には変わるかもしれない。
①電子書籍で本を出版する。
本の出版は子供の頃からの夢であった。大学卒業後に作家で食べていけるとはとても思えなかったので、IT企業に就職し、IT技術者になった。
セカンドキャリアで夢が実現できれば、本当にうれしい。
僕は独身で子孫や遺伝子は世に残せないが、もし価値のある情報や言葉を創出できれば、それを世に残すことはできる。そして価値の大きさに応じて、世の中で淘汰されて消えていけばよい。過去の偉大な作家の作品のように、本当に価値があるものはなくならない。
作家デビューがかなえば、午前に作品を書いて、午後は遊んだり、農家を手伝う生活がしたい。
②英語を習得して、世界を広げる
ネット上の情報の約6割くらいは英語らしい。
2020年頃から、少しずつ勉強を進めている。
外国人の観光客に京都の街を英語で案内するバイトなども面白いかも。
③3~4週間かけてヨーロッパを周遊する。
EU諸国を周り、最後に英国に渡り、飛行機で日本に戻る。
④面白いスマホアプリを開発する。
僕はIT業界で一通りの開発工程を経験した。
時間を確保できれば、たぶん一人で開発が出来そうである。
⑤研究する。
何かを研究して、成果を書籍か論文で発表する。
研究の方法
・書籍で独学
・大学に通う。
・オンライン大学で学習する。
オンラインで自宅で授業を受ける。必要な時だけ大学に行く。学費も安いし、オンライン大学は使えそうだ。
研究分野の候補
・植物の研究
・自然界の何か(例えば、水関連等)の研究
・哲学
・数学か物理学のある分野に絞って研究
以上。