悪の役割について

善と悪。哲学や宗教によく出てくるテーマだ。色んな人が色んなことを言っている。僕もこれについて考えてみた。善のほうでなく、悪の役割について考えてみた。「悪は存在しないほうがよいので善がとっちめて無くしてしまおう」という考え方もある。僕はこの考え方は正しくないと思っている。だから悪の味方になって、悪にも何か役割がないか、そういう視点で考えてみた。

そして僕はある考え方を導き出した。順を追って記載する。

悪について考えたきっかけや背景

この考え方を導き出したのは、大学1年(19才)の頃である。

けっこう前だ。この考え方はある仮説にした。僕はこの仮説をその後の人生で実験して検証もやっている。検証結果は〇ばかりだ。×はまだない。

だからこの仮説はけっこういい線をいっているし、たぶん合っている可能性が高い。

きっけは、ゲーテのファウストを読んだことだ。

ゲーテのファウストは、ファウスト博士が悪魔に付き合ってもらい、悪魔と一緒に色々と面白いことをやったり、悪魔と意見をやり取りしながら進んでいく。

この本を読んで、僕も悪の役割や悪との付き合い方を、自分も考えてみようと思った。

答えのヒントを探した

次に僕は答えのヒントを探した。自分の頭のデータの中に、何かヒントになりそうな情報がないか考えてみた。しばらく考えた後に、明治維新にたどり着いた。そこにヒントがあった。

僕は歴史小説をよく読む。明治維新はけっこう詳しい。

明治維新は西洋列強の外敵がいたからこそ起きた

変革を起こさなければ日本が西洋列強の植民地になってしまうという状況にあったからこそ、志がある人が明治維新を起こしたのだ。

僕はこの時に西洋列強の外敵が果たした役割こそ、悪の役割と考えた。そして次の仮説を立てた。

僕の仮説

悪とは、人や世の中に変革や改善や前進をもたらすために、お尻をたたくことが役割である。悪との上手な付き合い方とは、悪を上手く利用して生活を変革したり改善したり前進させたりすることである。

という。仮説を立てた。

また自分の人生で悪みたいなやつがやってくる度に、上記の仮説の通りに悪と付き合って検証してみた。最近では新型コロナ(悪)にこの仮説を適用している。

僕はこの仮説に基づいて、 新型コロナと付き合った。

僕は 新型コロナを利用して、生活改善維新を起こした。自分の生活の中で明治維新みたいなことをやっていたのだ。

明治維新のやり方は、歴史小説から教えてもらっていたので、よく分かっている。僕の生活における明治維新、生活改善維新を記載する。

一部の様子は、他のブログの記事で書かれているが、僕はそれを思いつきで行ったのでなく、この仮説に基づいて行っていた。この仮説に従えば良い結果なることは、新型コロナ前の別の悪いやつの検証結果でもそうなっていたから、大方予測していた。

僕は悪いやつが来る度にこの仮説を適用している。そしてその結果、物事が改善したり、前進したりと良い結果につながっている。検証結果は〇ばかりである。

新型コロナ(悪)を利用して、僕が起こした生活改善維新

主なものを記載する。かなりの改善や変革を起こしている。

食生活の改善

新型コロナ(悪)で外食ができないことを利用して自炊に切り替えた。

新型コロナ(悪)に感染しないように、お尻を叩かれて、免疫力のつく健康的な食生活に改善した。

適正体重への改善

新型コロナ(悪)で重症化しないように、お尻を叩かれて、 ダイエットを行った。データから重症化の原因は肥満とされている。基礎疾患の原因も肥満が多い。

新型コロナ前のダイエットの最高記録はマイナス8kgくらいだ。

新型コロナという圧を利用しなければ、マイナス15kgも落とせない。

ブログを始めるという変革

ブログも新型コロナで夏休みに旅行に行けないということ(悪)を利用し、その空いた時間を利用して、ホームページの構築などを行っている。

僕は長期休暇はだいたい旅行に行っている。新型コロナがこういう状況を作ってくれなければ、たぶんホームページも作っていないし、ブログも始まっていない。

この仮説に基づくと、悪にも役割が与えられる

この仮説の良いところは、もうひとつある。悪に役割が与えられるということだ。

この仮説では、悪は僕の変革や改善の役に立っている。

僕が悪を上手く利用したおかげで、悪は僕の役にたっている。

役に立っているということは、役割を与えられていることと同じことだ。

悪の立場からしても、善みたいなやつがやってきて、とっちめられるよりも、僕のように上手く利用されて人の役に立てたほうがうれしいだろう。

僕の仮説は悪ともウィンウィンの関係になれるのである。良い仮説である。

善玉菌と悪玉菌

最後に善玉菌と悪玉菌の話をする。

腸内環境は善玉菌と悪玉菌がいる。

バランス的には善玉菌が多いほうが、腸内環境は良くなる。

では悪玉菌は存在しないほうがよいだろうか。そんなことはない。

悪玉菌がいなくなると、善玉菌がちゃんと仕事をしなくなる。

善玉菌がきびきび働かなくなり、仕事をさぼるのだ。

これは細菌学者が書いた本に記載されていたから本当の話だ。

腸内環境においても、悪玉菌は一定数は必要なのである。

つまり、悪玉菌は腸内環境に必要な存在である。

やはり、ちょっとは悪いやつがいないと、生命はさぼってしまう。

仕事をしたり、改善したりしなくなる。

維新レベルの変革をやろうとすると、ちょっと圧がないと進まない。

明治維新も西洋列強の圧がなければ、たぶん、あのまま江戸時代がだらだらと続いていたと推測する。

リモートワークだって、新型コロナ前は全然進まなかったけど、新型コロナがちょっと圧をかけてやったら、一気に進んだ。そうやって、悪を変革や改善に利用すればよいのである。そうすれば悪にも役割が与えられる一石二鳥だ。悪ともウィンウィンの良い関係になれる。

それに悪はそういう変革が必要な時にやってくることが多い。僕の直観である。

以上。

投稿者: おか

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