株とお金の考え方

株とお金について僕の考え方を示す。

僕は2021年の現在で、約10年くらい株式投資を続けている。

僕の金融資産も約6割くらいが、株になっている。

個別株と投資信託の両方をやっている。

個別株は今のところ日本企業だけだが、投資信託は国内投資、海外投資の両方で運用している。投資信託は徐々に、海外投資の主に米国にシフトしている。

外国では株式などの資産運用は普通にやっているが、日本では株をしない人も多いので参考になると思う。

ちなみに勝ち負けは気にしてないが、勝敗的には、たまに負けるけど、だいたいは勝っている。長期的に見ると、資産は順調に増加している。リスクの少ない方法を取っているので、大勝はないが、順調に少しずつ増えている。

僕にとって株とは

僕にとって株とは遊びであり、学びである。損得は気にしていない。

僕はマネーゲームをやって株で遊んでいる。

「大事なお金で遊ぶ」とは、不謹慎なやつだ、舐めているのか、そのうち痛い目に合うぞ、と思う人がいるかもしれないが、僕の場合、遊んで学ぶくらいがポリシーに合う。

まずは僕のお金へのスタンスを説明する。

僕にとってお金とは

お金に対するスタンス

お金は好きだが、執着はしない。お金から自由になりたい。

お金が好きである

僕はお金が好きである。お金があれば、海外に旅行に行ったり、パソコンを買ったり、楽しいことができる。便利な道具でもある。興味深いし、お金の本もよく読む。

よく、「お金より心の豊かさが大事」というふうに、なぜか一方を肯定するために、もう一方を否定する考え方があるが、僕の好みではない。僕のスタンスは共存がスタンスである。「お金も心も豊がよい」が僕のスタンスだ。

別の記事「悪の役割について」でも、善を肯定するために悪を否定せず、悪とも共存しようとして、悪の肯定面を考えた。

お金から自由になる

一番目指しているのは、お金からの自由である。お金に縛られたくない。

だから、お金には執着しない。

株でいうと、勝ち負けや損得や自分の資産が株価の変動で減少しても気にしない。

お金に執着しないためには、自分の資産をなんとか守ろうとか、必要以上に執着しすぎないことも大事だが、一方で貧乏になってもいけない。

お金に困ると、一番お金に執着するはめになる。

今月、どうしようかとお金にことばかり考えたり、できるだけ安いものを探したりと、結局お金に縛られることになる。

僕はお金持ちになりたいと思っている。経済的に自由になりたいからこそ、お金持ちになりたいと思っている。だだ、自分が持っているお金には執着しない。お金からの自由が本来の目的だからだ。お金は好きだし、お金持ちになりたいが、執着はしない。お金に対するそんなバランス感覚を持つようにしている。

株から世界を学ぶ

株をやり始めると、世界情勢に関心を持つようになる。

世界情勢が株にもろに影響していることが分かってくる。

東証などの日本の株も、多くは外国人投資家の売り買いで株価が変動する。実態経済はあまり関係ない。例えば、外国人投資家が、株よりドルで資産を持ったほうが有利な情勢になると、日本の株価も下がる。米国の政策金利が上がると株を売ってドルを買う方向に向きやすい。FRB議長の会見の後は株価が動きやすい。

金融危機や新型コロナの変異株の登場など、世界の人々が将来不安をいだくような出来事が起きると、株価が大きく変動する。株が下がると不安になって売る人が出てきて、連鎖によって大きく値を下げる。だが、そのうち割安になった株を買う人や、不安が単なる想像であり実際には起きないことが分かってくると、株価はまた上昇してくる。

為替も関係する。輸出や輸入は、為替によって利益が変動するし、外国株を買う時は、円高の時に買ったほうが、割安で買える。外国株の購入は輸入になる。外国人投資家から見ると円安の時のほうが、日本株が割安になる。

例はこれくらいにしておくが、とにかく世界中の色んなことが株価に影響を与えるので、株をやり始めると世界情勢が自分ごとになって、関心を持つようになる。

また、株をやり始めると、経済やお金関連の本もよく読むようになる。興味が湧いてくるのである。

株は手軽に始められる

現在はネットで少額からでも株ができる。

株の始め方

まず証券会社を決めて、ネットで株式の口座を開設する。

特定口座を選択しておけば確定申告も不要で、証券会社が税関係のこともやってくれる。

僕はSBI証券をネットで使っている。使いやすいし、扱う銘柄も多い。

口座を開設したら入金して株が始められる。

最初は投資信託のインデックス株が無難だ。リターンは少しずつだが、リスクが少なく、初心者にはよいと思う。オススメする。

株は始めるときは、少しハードルを感じるかもしれないが、始めてしまえば、長く続けられる。僕は頭がぼける少し前くらいまでは続けようと考えている。生きていれば、75才~80才くらいまではたぶんやり続けると思う。

株の購入単位

昔は100株単位であったが、現在は1株単位でも株が購入可能である。

1株単位の株は、単元未満株と呼ばれている。

大手企業の株でも、1株の値段は2000円~5000円くらいだ。

誰でも少額から株が始められる。最初は少額で練習して、徐々に金額を増やしていけばよいと思う。

僕の場合、現在は1千万円以上の額の株を運用しているが、しばらくの間は100万円程度の予算で、複数の種類の株で練習を積んで、300万円、500万円と徐々に金額を増やしていった。

不安な人は10万円程度でも、練習は可能だと思う。

ただ、利益を上げるためには、練習後でよいと思うが、ある程度の額での運用は必要と思う。

個別株の配当金は、企業によって異なるが、幅としては1~4%くらいだ。ゾーンとしては2~3%くらいの企業が多い。

僕は儲けというより、自分の好きな分野(旅行、酒など)に投資しているが、2~3%くらいの配当収入はある。

投資信託は配当金を配らずに、元金に上乗せする商品が多い。

1億円くらいを株で運用できれば、配当金だけで生活できる。

つまり経済的自由を獲得し、収入目的で働く必要がなくなる。

FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)という言葉を、ネットや書籍でよく目にする。1億円貯めて経済活動からリタイアした人たちだ。

ここに到達すれば、仕事は収入目的でなく、経験目的や好きな仕事だけやればよくなる。ボランティアでも収入があってもどちらでもよくなる。やりたい仕事だけをできるようになる。

僕は株式で遊びながらも、この経済的自由を目指している。

現在、1千万円以上の額の株を運用しているが、1億円はまだまだ先だ。

だから、もうしばらくは、僕もサラリーマンをしないといけない。

ちなみに僕は日本という国は大好きだが、日本企業の労働環境だけはどうしても好きになれない。早くサラリーマンを辞めて、自分の本業に移りたいと考えている。

僕の本業はセカンドキャリアのほうだ。それが天職になると僕は考えている。

以上。