僕は2021年の現在で、株式投資のキャリアが10年程度ある。
金額も1千万円以上で運用している。
実績も、確実に資産を増やしている。リスクも少ない方法を取っている。
方法も至ってシンプルで簡単なやり方である。誰にでもできる。
この記事では、僕が約10年の株式投資から、つかんだノウハウとコツを紹介する。参考にするか、しないかはお任せする。僕は自分の方法を情報提供するだけである。
記事は2回に分けて記載する。
僕の運用方針
僕の株式投資の運用方針を示す。シンプルで単純である。難しいことは一切ない。
1.余計なことは一切しない。シンプルに必要な時に、必要なことだけを実行する。
禅的といってもよいかもしれないが、不要なことをしないことが、株では特に重要と考えている。たぶん一番のコツである。
2.株価の予測はしない。現在値だけを見る。
3.銘柄の中間値を過去のチャートなどから定め、現在値が中間値より大きく下がっていたら買い増しする。大きく上がっていたら売る。ノウハウはシンプルにこれだけ。
4.短期でなく、長期を基本とする。数カ月~数年程度の長期スパンで考えて投資判断する。
5.まめに株をしない。株は放置が基本。必要な時だけ動く(売買)。必要な時はたまにしかない。
6.売り買いの判断時は、感情を除外する。冷静に実データだけで判断する。
1.余計なことは一切しない
株は逆説的で、頑張れば頑張るほど負ける。
株で損をする人は、頑張って余計なことを沢山しているのではないかと推測している。
よくありがちな余計なことを以下に示す。
主な余計なこと
・株価を予測する
これが最も余計なことである。株で失敗する最大の要因と僕は考えている。これについては、後の2章で説明する。
・日々の株価を気にする。
株は長期投資のほうが、性質的に向いている。日々の株価の増減など気にしないほうがよい。先日より、先週より株価が下がったか、上がったかなどを気にすると、近視眼的な視点になりがちだ。最低でも数カ月程度のスパンで株価の上下を気にしたほうがよい。
短期的な株価の変動を気にすることは、余計なことである。
・投資判断に感情を使う
株価の下落を心配したり、不安を抱いたり、株の上昇に好感を抱いたり、感情を使う必要はない。株では感情を使わないほうが、上手くいく。
・売買の判断において評論家の意見を参考にする。
経済番組や雑誌などで、評論家が株の予想をすることがあるかもしれないが、外すことも多いので、参考にしないほうがよい。 理由は後の2章で説明する。
投資判断のために、評論家の話で、聞く必要なことは何一つない。経済の知識、教養のために、経済評論家の話を聞くなら、よいかもしれない。
2.株価の予測はしない。現在値だけを見る。
僕の定理:株価の予測はできない。
僕はこの定理を論理的に証明できる。僕が勝手に考えた定理と証明方法である。株の本を買っても載っていない。僕も本で見たことはない。
世間に発表するのは、この記事が始めてだ。
証明に数学的論理的思考を使う。
仮定:株価の予想ができる。
前提1:株価の予測とは、株価が大きく変動する時期や、上昇下落などの株の動向を予測することである。
前提2:株価が大きく変動する要因はサプライズである。良いサプライズが因となり株価が上昇し、悪いサプライズが因となり株価が下落する。良い経済指標が発表されても、想定内であれば、株価は大きな変動を見せない。折込み済みだから、追加で株は買わない。
前提3:サプライズとは予想外のことである。予想が外れることをサプライズと呼ぶ。
論理展開1:従って、株価の大きな変動は、予想が外れることが条件となる。この条件を前提1に代入すると、以下となる。
前提1´: 株価の予測とは、「予測が外れること」を予測することである。
論理展開2:前提1´ は完全に矛盾している。前提1(前提1´)は偽である。
結論:ゆえに株価の予想はできない。
証明できた。
三段論法や背理法などの数学的思考を幾つか組み合わせて証明した。論理矛盾はしていないと思う。証明はできていると思う。
前提を結びつけて論理展開する方法は三段論法をベースにしている。三段論法の前提は2つなので、上記証明は段数が三段論法より多いが(四段か五段くらい)、本質的には前提をつなげているので三段論法と同じことをしていると思う。
矛盾を見つけて仮定を否定する方法は背理法を参考にした。
経済学は数学が出来たほうが普通によい。早稲田大学政治経済学部は、2021年から文系でありながら、数学を大学入試の必須科目にした。僕は支持したい。流石、早稲田である。
株の将来予測に従うと失敗しやすい
僕が導いた定理に従うと、そもそも株の予測は出来ないのである。
出来ないことを、無理に予測しても間違えている可能性が高い
その間違えた情報に基づいて投資判断すれば、失敗する可能性も高い。
株はシンプルに現在値だけを見ていればよい。
株の予測は余計なことで、しないほうがよい。
現在値の見方は3章で説明する。
続き
第二回に続く。
以上。