エッセイ 感謝すると孤独感が減る

孤独は避けることのできない人生のテーマであり課題と言える。誰しも一人で過ごす時間はあるし、生まれる時も死ぬ時も一人である。

現代はネット社会であり、一人でいても、それほど孤独感を感じないところもあるが、ふと寂しくなる時もある。そんな時の自分の心の動きを観察してみた。

孤独感を感じる時は、自分が周囲から分離されていて、他との関連を失っていると感じている。自分一人で生きているという気になっている。少し傲慢な、何か感謝が足りない気がした。

孤独感を感じる時、自分一人だけで生きているという思い込みがある。

一方で、感謝は自分一人だけで生きていないことを前提にしている。

感謝は、自分が多くの人や生物などに関連していて、そのつながりの中で生きている、あるいは生かされていると、認識することで生まれる心ではないかと思う。

例えば、1回の食事を例にすると、魚や野菜や米などの食材、食材を育てたり採取した人、運搬した人、スーパーに食材を陳列した人、調理した人など、食事の先にある多くの関連を認識した時に感謝の心が生じるのではないだろうか。

感謝と孤独感は相殺する関係と思われる。もし孤独感を感じた時は、感謝の気持ちを持つと、孤独感が減るかもしれない。

以上。

投稿者: おか

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